中村 大輝

中国語ライター

中国現地企業で5年間勤務。HSK6級・中検準1級取得。文法の体系的整理とビジネス中国語の実践的な解説に強み。

中村 大輝の記事 (13)

文法

是…的構文は、中国語で動作がすでに起こったあと、その発生の時間・場所・方法・理由などの詳細を取り立てるための形です。赴任1年目に現地の同僚へ「你是怎么来的?」と聞かれ、思わず「我坐地铁来了」と返して少し間が空いた場面は、出来事の報告と詳細の聞き取りがずれていた典型でした。

フレーズ

中国語のビジネス電話対応は、相手の顔も口の動きも見えないぶん、対面より一段難しくなります。中国赴任1年目に取引先からの電話に出るのがいちばん苦手だった筆者も、まず名乗りと請稍等だけを覚えて、受ける→取り次ぐ→不在対応→聞き返す→終えるという流れで乗り切りました。

HSK対策

HSK6級は、5級の延長線上にある試験ではなく、語彙も産出タスクも別物として設計された中国語試験である。300点満点のうち180点前後が進学や就職で基準線として扱われる一方、成績報告には合否が出ず、スコアの使い方そのものが問われる。

文法

会・能・可以は、どれも日本語では「できる」と訳せる中国語の助動詞ですが、使い分けを外すと意味がずれてしまう表現です。中村が独学でHSKに挑戦し始めた頃、「私は車を運転できる」を能で言ってネイティブ講師に会へ直された経験があるように、技能は会、能力や条件は能、許可は可以と分けて考えるのが近道になります。

文法

的・地・得は、どれも軽声で「de」と発音される中国語の助詞ですが、書くときの位置がはっきり分かれているため、名詞の前なら的、動詞の前なら地、動詞や形容詞の後ろなら得と考えるのが基本です。

文法

中国語の「给(gěi)」は、動詞・前置詞・結果補語として働く多機能語で、学習者が最初に戸惑いやすい品詞の一つです。中国赴任1年目に「我打电话你」と言って同僚に笑われたことがありましたが、そこで初めて、給は「人へ向かう矢印」を軸に見れば、動詞なら「我给你一本书」、前置詞なら「我给你打电话」、

文法

中国語の介詞「在・从・到・离」は、日本語ではどれも「〜から」「〜で」と訳せてしまうため、初級学習者が作文で最も取り違えやすい4語です。筆者が独学でHSKに挑戦していた頃も、在と从、从と离の混同で何度も失点しましたが、中国赴任後に「その文を読んだときに動きが頭に浮かぶか」で見分ける癖をつけてから、

中国文化

中国人の姓は、王・李・張を中心に極端な偏りを持つ名字体系である。最新の全国統計では王が約9468万人、李が約9276万人、張が約8550万人に達し、上位3姓だけで中国の姓の人口集中ぶりがはっきり見えてくる。

HSK対策

中国語検定4級は、平易な中国語を聞き話せる力を問う中程度の級で、合格率はおおむね55〜60%、ゼロからなら100〜200時間ほどが目安です。中国語検定4級は、見た目の印象ほど甘くはなく、無対策だとリスニングと筆記の両方で取りこぼしやすい試験だと言えるでしょう。

中国文化

簡体字と繁体字は、同じ中国語を書き表す二つの字体であり、使われる地域と学び方がはっきり分かれます。中国本土・ビジネス・各種試験を目指すなら簡体字、台湾・香港の文化や旅行を目的にするなら繁体字が入口になります。

中国文化

春節は、中国で旧暦の正月を祝う最大の祝日です。2026年は2月17日(火)が当日で、休暇は2月15日(日)から2月23日(月)までの9連休になります。新暦の1月1日とは別物で、毎年1月下旬から2月中旬へ動くため、日付を先に押さえるだけでも混乱はかなり減るでしょう。

中国文化

中国の会食マナーは、日本の感覚をそのまま当てはめると外しやすい作法である。中国赴任で最初の会食に臨んだとき、皿をきれいに食べ切ったところ「足りなかったのでは」と気を遣われて追加注文になり、少し残すことが感謝の合図になる場面を身をもって知った。

文法

中国語の量詞は、数詞と名詞の間に専用の助数詞を置く言い方で、「一瓶水」のように「数詞+量詞+名詞」で必ず並ぶ。中国赴任の初日にコンビニで水を買うときに「一个水」と言って店員に軽く笑われ、通じるかどうかと、きちんとして聞こえるかは別だと痛感した。