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中国語の無料学習サイト8選|独学に役立つWebサービス

更新: 中国語なび編集部
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中国語の無料学習サイト8選|独学に役立つWebサービス

中国語を無料で学び始めたいなら、最初に必要なのは「おすすめの数」ではなく、発音・総合学習・辞書・HSK対策をどう分けて使うかという順番です。本稿では初心者向けの8サイトを用途別に整理し、音声対応、初心者向け度、HSK対応を横断比較しながら、最初に使うべき2サイトと次に足すサイトまで絞り込みます。

中国語を無料で学び始めたいなら、最初に必要なのは「おすすめの数」ではなく、発音・総合学習・辞書・HSK対策をどう分けて使うかという順番です。
本稿では初心者向けの8サイトを用途別に整理し、音声対応、初心者向け度、HSK対応を横断比較しながら、最初に使うべき2サイトと次に足すサイトまで絞り込みます。

サイトを増やすのは、最初の2つで土台ができてからで十分です。
記事の後半では、30日で発音からフレーズ、文法・単語、音読とミニテストへ進む具体的な進め方まで示すので、今日のうちに1日目の行動を決められます。

中国語の無料学習サイトを選ぶ前に知っておきたい3つの基準

音声の有無は“続く学習”の生命線

無料サイトを見比べるとき、初心者が最初に見るべきなのはデザインよりも音声が付いているかです。
中国語はピンインを読めても、四声と実際の音の結び付きが弱いままだと、単語帳を眺めただけで学習が止まりやすくなります。
発音とリスニングの土台を同時に作れるサイトは、独学の初期で失速しにくい構成になっています。

その点で中国語スクリプトは基礎固めの軸に置きやすいサイトです。
約1,200語の単語集があり、単語や例文にピンインと音声が付く構成なので、文字だけで覚える流れになりません。
発音講座も10回に分かれていて、声調や音の感覚を先に入れてから単語へ進めます。
通勤中にNHKゴガクの1週間分無料配信を聞き、家では中国語スクリプトの音声付き例文を口に出す、というように「聞く場所」と「声に出す場所」を分けると、学習のリズムが作りやすくなります。

ℹ️ Note

単語や例文のページを開いたときに、ピンインだけでなく再生ボタンがあるかを見ると、そのサイトが初心者向きかどうかを見分けやすくなります。

段階的カリキュラムが初心者の迷いを減らす

初心者が無料サイトでつまずく原因は、情報不足より順番が見えないことにあります。
発音、単語、文法、会話のページが豊富でも、「今日はどこから始めるか」が決まっていないと、毎回トップページを回遊するだけで終わりがちです。
そこで効いてくるのが、段階的に進むカリキュラムです。

どんと来い、中国語は、この点で導線が明確です。
会話テキスト52講座と中国語講座52講座があり、計104課の流れで積み上げられます。
総合学習サイトとして紹介されることが多いのは、ピンイン変換や多音字辞典のような補助ツールだけでなく、初学者が「次に何をやるか」を迷いにくい構成を持っているからです。
無料サイトの中でも、1課ごとの区切りがあるだけで継続率は変わります。

見分けるポイントはシンプルです。
音声付きかどうかに加えて、1日15分前後で1課進められる区切りになっているか、初級から順番に並んでいるか。
この2点が揃うと、学習が「検索」ではなく「前進」に変わります。

目的適合性(発音/文法/会話/HSK)で役割を決める

無料サイト選びで見落とされやすいのが、1サイトで全部やろうとしないことです。
中国語学習サイトは、それぞれ得意分野が違います。
発音を固めたいのか、文法を整理したいのか、旅行会話を優先したいのか、HSK3級のような試験目標があるのかで、同じ「無料」でも役割は変わります。

たとえば発音と基礎文法まで広く触れたいなら中国語スクリプトが中心になります。
発音10回、文法54項目、単語約1,200語という構成は、ゼロから全体像をつかむ段階に向いています。
聞く量を増やしたいならNHKゴガクとゴガクルの組み合わせが有効です。
ゴガクルには番組由来のフレーズが多く蓄積されていて、テストで理解を確かめながら定着を進められます。
文法を参照的に深掘りしたいなら、英語中心ではあるもののChinese Boostのような文法サイトを補助線にすると、用法の整理がしやすくなります。

HSKを見据える場合は、総合サイトだけで完結させず、試験形式に触れる場所を別に持つ必要があります。
HSK学習コンテンツ総合サイトは試験目的の学習導線を取りやすく、HSKネット試験 学習サポートでは大綱巻と模擬試験を無料で受けられます。
HSKは1〜6級の6段階で運用されているため、当面の目標が3級なのか4級なのかで、語彙と問題形式への寄せ方も変わります。
旅行会話が目的の人と、級取得を目指す人が同じサイト構成になるわけではありません。

一方で、無料サイトだけでは会話の実戦量、発音の個別矯正、学習管理の3点が薄くなりやすいのも事実です。
ここはサイトの優劣というより、無料教材の守備範囲の問題です。
音読を録音して自分の声を聞き返す、HSK系サイトで模試に触れる、辞書を併用して語義と用例を補う、といった補完が前提になります。
役割分担を明確にすると、「このサイトは発音用」「こちらは文法用」「これはHSK形式に慣れる用」と整理でき、無料学習でも無駄な遠回りが減ります。

自己点検の軸としては、音声付きか、1日15分で1課進められる構成か、当面の目的に直結しているかの3つがあれば十分です。
たとえば「HSK3級を目指す」「旅行会話を優先する」のように目的を先に置くと、選ぶべきサイトの役割も自然に定まります。

中国語の無料学習サイト8選【独学に役立つWebサービス】

一覧で見ると役割の違いがつかみやすくなります。
発音の土台、総合学習、聞く学習、フレーズ反復、HSK対策、超初心者向け導入、文法参照という順に並べると、自分に足りないピースが見えます。
スターター構成としては、まず中国語スクリプトで発音を押さえ、どんと来い、中国語で全体を進める2本柱が迷いにくい組み合わせです。
前者は発音10回・文法54項目・約1,200語という基礎素材がまとまっており、後者は104課の流れがあるので、耳と学習順序を同時に整えられます。

どんと来い、中国語

どんと来い、中国語は、独学の全体像をつかむための総合学習サイトです。
会話テキスト52講座と中国語講座52講座の計104課があるため、今日はどこまで進めるかを決めやすい構成です。
主な用途は総合学習の軸作りで、初心者向け度は高いと言えます。
音声は会話テキスト系コンテンツで触れられる構成として紹介されており、文字だけで進むサイトよりも中国語の音を意識しながら学びやすいタイプです。

向いているのは、発音・単語・会話を一つの流れで進めたい人、毎日1課ずつでも前に進んでいる感覚がほしい人です。
特に完全初心者は、情報が多いサイトより「順番が見えるサイト」のほうが止まりにくくなります。
加えて、ピンイン変換や多音字辞典のような補助ツールも特徴として挙げられており、学習中に出会う細かな疑問をその場で処理しやすいのも利点です。

注意点は、試験対策や発音矯正に特化したサイトではないことです。
総合学習の軸としては優秀ですが、HSKの本番形式に慣れる用途や、発音を細かく聞き比べる用途は別サービスで補うほうが役割分担が明確になります。

中国語スクリプト

中国語スクリプトは、発音から文法、単語、検定対策まで広くカバーする無料学習サイトです。
主な用途は発音の土台作りと基礎固めで、初心者向け度は高いです。
発音講座は10回、文法項目は54、単語は約1,200語あり、単語や例文にピンインと音声が付く構成が強みです。
耳で確認して、口でまねして、文字に戻るという流れが作れるので、四声でつまずきやすい最初の時期と相性が合います。

向いているのは、最初にピンインと声調を崩したくない人、文法も単語も一つのサイトで固めたい人です。
中国語は漢字から意味を推測しやすい一方、音を後回しにすると「読めるのに言えない」状態が残ります。
中国語スクリプトはそのズレを抑えやすい構成です。
スターター構成の一角として挙げやすい理由もここにあります。

注意点は、情報量が多いため、順番を決めずに入ると迷いやすいことです。
発音10回を先に終え、その後で基本文法、次に単語へ進むといった使い分けをしたほうが、サイトの強みを活かせます。
総合的な学習順路まで自動で案内するタイプではないため、道筋づくりはどんと来い、中国語のような段階型サイトと組み合わせると収まりがよくなります。
サイトの詳細は確認できます。

NHKゴガク

NHKゴガクは、講座音声を生活の中に入れるための定番サイトです。
主な用途はリスニング習慣の定着で、初心者向け度は高いです。
直近1週間分の放送を無料でストリーミング視聴できるため、通勤中や家事の合間に「まず聞く」習慣を作りやすいのが特徴です。
音声対応はもちろんあり、教材としての安心感もあります。

向いているのは、机に向かう時間が少ない人、毎日少しでも中国語を耳に入れたい人です。
講師と音声のテンポに合わせて繰り返し聞く形は、独学で起こりがちな「文字ばかり追って耳が育たない」という偏りを補います。
1区切りが短く、日々の行動に乗せやすいのも続きやすさにつながります。

注意点は、これだけで文法の体系が完成するわけではないことです。
聞く学習には向いていますが、語順や文法項目を整理して積み上げる用途は別に持ったほうが学習効率が安定します。
耳の入口としてNHKゴガクを置き、文法や発音は別サイトで補う形が現実的です。
講座の入口はNHKゴガクでまとまっています。

ゴガクル

ゴガクルは、フレーズ反復と小テストに強い学習サイトです。
主な用途は例文暗唱と復習で、初心者向け度は高いです。
番組由来のフレーズを多数蓄積しており、過去放送フレーズは約4,800件と紹介されています。
音声付きのフレーズ学習とテスト機能を組み合わせられるため、「聞いただけ」で終わらせずに確認まで進められます。

向いているのは、短文を繰り返して口に出したい人、まとまった講座よりも1フレーズ単位で積み上げたい人です。
中国語の初期学習では、長文よりも「这个多少钱?(zhè ge duō shǎo qián)=これはいくらですか」のような短い定番表現を何度も触るほうが、会話の入口が安定します。
ゴガクルはその反復に向いています。

注意点は、フレーズ学習が中心なので、文法をゼロから体系立てて理解する場としては不足が出ることです。
語順の理由や文法のまとまりを知りたい場合は、中国語スクリプトや文法参照サイトと併用したほうが理解が深まります。
フレーズ復習の場としてはゴガクルが便利です。

HSK学習コンテンツ総合サイト

HSK学習コンテンツ総合サイトは、HSK受験を前提に学習を整理したい人向けのサービスです。
主な用途はHSK対策の入口整理で、初心者向け度はHSK受験者向けとして高いです。
日常会話全般よりも、級別学習や単語・試験対策に意識を合わせやすいのが特徴です。
音声対応は単語学習系コンテンツを軸にした構成です。

向いているのは、目標が「中国語を始めたい」ではなく「HSK何級を取る」に変わっている人です。
HSKは1級〜6級の6段階で実施され、118の国と地域、875か所以上で展開されている試験として知られています。
目標級があると、学ぶ内容の優先順位も変わります。
その意味で、総合サイトをただ眺めるより、試験軸で学習内容を整理できるサイトの価値が上がります。

注意点は、試験に寄せた学習だけでは日常会話の厚みが不足しやすいことです。
HSK対策は得点につながる語彙や形式に集中できる一方、雑談的な会話や発音の細部は別に補う場面が出てきます。
試験目的が明確な人に向いたサイトであり、ゼロから総合力を育てる入口としてはやや目的特化型です。
受験軸で整理したい場合はHSK学習コンテンツ総合サイトが候補に入ります。

HSKネット試験 学習サポート

HSKネット試験 学習サポートは、試験形式に慣れるための実戦寄りサービスです。
主な用途は模試と本番形式への適応で、初心者向け度は受験者向けです。
HSKネット試験 学習サポートでは大綱巻と模擬試験を無料で受けられ、4〜6級は各1回分の無料範囲があると案内されています。
音声対応も模試のリスニングを通じて含まれます。

向いているのは、単語帳や講義だけでは得点に結びつきにくいと感じている人です。
HSKでは、知識そのものに加えて、設問の流れや時間感覚に慣れているかが点数に響きます。
普段は解けるのに本番形式だと焦る、というのは独学でよく起きる壁です。
無料で試験画面に触れられる価値は大きく、特に受験直前の調整に向いています。

注意点は、学習の中心をここだけに置くと、解説や基礎固めが薄くなることです。
模試は弱点発見には強い一方、文法を丁寧に積み上げる場所ではありません。
総合学習サイトや単語学習サイトと組み合わせたときに真価が出るタイプです。
本番感覚を入れる用途ならHSKネット試験 学習サポートが役立ちます。

Loecsen Chinese Course

Loecsen Chinese Courseは、完全初心者の入口に特化した短時間学習サイトです。
主な用途はゼロからの導入で、初心者向け度はとても高いです。
CEFR A1相当を意識した内容で、1日5〜15分の学習を前提に設計されています。
音声にも対応しており、あいさつや旅行で出会う基本表現をテンポよく確認できます。

向いているのは、「発音や文法の前に、まず中国語に触れる体験がほしい」という人です。
最初の壁は難しさそのものより、学習を始める心理的な重さであることが少なくありません。
短い時間で1区切り終えられる構成は、学習の着火剤として機能します。
中国語の文字や音に慣れる最初の数日に置くと入りやすいタイプです。

注意点は、体系的な文法学習やHSK対策まで担うサイトではないことです。
導入としては優秀でも、その後に基礎を深めるサイトへつなげないと、知識が断片のまま残ります。
最初の一歩を軽くする役割に向いており、学習の本体は別サイトで組み立てる前提で見ると位置づけが明確です。
短時間の導入にはLoecsen Chinese Courseがあります。

Chinese Boost

向いているのは、例文を真似するだけでは不安が残る人、語順や文法のルールを言語化して理解したい人です。
中国語は日本語より語順の骨格がはっきりしているので、文法の整理が進むと読解も会話も安定します。
独学が進むほど、「なんとなく覚えた表現」を構造で理解したくなる場面が出ますが、そのときに文法参照サイトが効いてきます。

注意点は、日本語中心の総合サイトほどの親切な導線は期待しにくいことです。
発音の入口や学習順序の案内を求めるより、基礎が少し入った段階で辞書のように使うほうが合います。
総合学習の主軸ではなく、理解の補強材として見ると使い分けやすくなります。
文法整理の補助としてはChinese Boostが有力です。

8サイトの機能比較表

ここでは、本文で取り上げた8サイトを何に使えるかという軸で横並びにします。
単純な「おすすめ順」ではなく、発音・文法・会話・HSK・辞書のどこを埋めるかを見ると、自分に必要な組み合わせが見えてきます。
総合学習の主軸になりやすいどんと来い、中国語中国語スクリプト、聞く学習を続けやすいNHKゴガクゴガクル、試験目的のHSK学習コンテンツ総合サイトHSKネット試験 学習サポート、導入用のLoecsen Chinese Course、文法参照のChinese Boostという位置づけです。

サイト名発音文法会話HSK辞書音声初心者向け度代表的な定量根拠
どんと来い、中国語×あり104課
中国語スクリプト×あり約1,200語、発音10回、文法54項目
NHKゴガク××あり前週1週間分配信
ゴガクル××あり約4,800フレーズ
HSK学習コンテンツ総合サイト××ありHSKは1〜6級、118の国と地域、875か所以上で実施
HSKネット試験 学習サポート×××あり4〜6級模試は各1回分無料
Loecsen Chinese Course××あり1日5〜15分、A1相当
Chinese Boost××一部あり(ページにより有無あり)無料の文法参照サイトとして活用可

表だけ見ると情報量が多く見えますが、実際は「主軸を1つ」「補助を1つか2つ」に分けると整理できます。
たとえば、基礎を順番に積むならどんと来い、中国語か中国語スクリプトを中心に据え、音に触れる回数を増やすためにNHKゴガクかゴガクルを足す形です。
HSKを受ける段階では、その上にHSK学習コンテンツ総合サイトかHSKネット試験 学習サポートを重ねると、役割がぶつかりません。

無料範囲の見方にも差があります。
HSKネット試験 学習サポートは級によって無料模試数に制限があり、4〜6級は各1回分無料です。
そのほかのサイトも、配信期間や掲載範囲、提供機能は時期によって変わることがあります。
たとえばNHKゴガクは前週1週間分の配信が軸で、ストック型教材とは性格が異なります。
この違いを理解しておくと、「無料で使える」と「無料で積み上げられる」を混同せずに済みます。

対応分野マトリクスの読み方

この表の○△×は、機能の有無だけでなく学習の中心に置けるかまで含めて読んでいます。
中国語スクリプトのHSKを○にしたのは、検定を意識した基礎固めに接続しやすいからで、模試機能そのものを持つという意味ではありません。
反対にNHKゴガクの文法は△です。
例文や講座の中で文法に触れられても、54項目のように体系で積み上がる設計ではないためです。

辞書列は厳しめに判定しています。
今回の8サイトは学習サイト中心の比較なので、辞書を主機能にしたサービスは入っていません。
Chinese Boostを△にしたのは、辞書そのものではなく、文法を引く参照先として辞書に近い使い方ができるからです。
語義や字源まで深掘りする用途なら、別枠で『漢典』のようなオンライン辞典が必要になります。
学習サイトの比較表で辞書列が弱いのは欠点というより、役割分担の結果です。

自分用の比較行を作るときは、まず目的の列に○を付けます。
次に、候補の中から音声ありを残し、そのうえで段階学習できるものを優先します。
この順で見ると、「発音と会話が必要」「しかも順番に進めたい」という条件なら、サイト名としてどんと来い、中国語中国語スクリプトLoecsen Chinese Courseが候補として自然に絞れます。
比較表はこの見方で整理すると分かりやすいのが利点です。
最初から8サイト全部を同じ重さで見ると、選ぶ作業そのものが負担になります。

初心者が重視すべき列

初心者がまず見るべき列は、発音、音声、初心者向け度の3つです。
中国語はピンインと声調の段階でつまずくと、その後に単語や会話を積んでも記憶が不安定になりやすいため、最初に音を確保できるかどうかが分かれ目です。
Loecsen Chinese Courseが入口向きなのは、1日5〜15分という短い区切りでA1相当の導入を進められるうえ、音声付きで最初の接触を軽くできるからです。

文法列は、学習を始めた直後よりも、数日から数週間進んだあたりで効いてきます。
どんと来い、中国語の104課や、中国語スクリプトの54項目のように、積み上げの順番が見える教材は独学の脱落を防ぎます。
初心者向け度が高くても、会話フレーズだけが断片的に並ぶサイトだと、「覚えたはずなのに応用できない」という状態になりやすいからです。
表の中で文法が○のサイトは、短期の達成感より、土台を作る役に回せます。

会話列は「話す練習ができるか」ではなく、「会話表現を学習素材として取り込めるか」で見ています。
NHKゴガクとゴガクルはこの列で強く、耳から入る学習を続ける場として機能します。
放送系の教材は、机に向かう気力が薄い日でも進めやすく、学習時間がゼロになるのを防ぎます。
初心者にとっては、文法を詰め込む日と、音声中心で回す日を分けられることが継続の支えになります。

HSK列は、受験予定がない段階では優先順位が下がります。
ただ、目標が「資格を取る」に変わった瞬間に最重要列へ移ります。
HSK学習コンテンツ総合サイトは級別学習の導線が明快で、HSKネット試験 学習サポートは試験画面に寄せた訓練ができます。
試験は1〜6級の区分があり、実施地域も118の国と地域、拠点も875か所以上に広がっているため、学習目標として設定しやすい資格です。
総合学習サイトだけで走る時期と、試験対策サイトを差し込む時期は分けて考えたほうが、表の読み方がぶれません。

初心者におすすめの無料学習サイトの使い分け

発音中心の組み立て方

“総合+短時間導入”で基礎を固める

基礎を体系立てて進めたいなら、中心はどんと来い、中国語で、導入の軽さを補う役にLoecsen Chinese Courseを置く形がまとまります。
どんと来い、中国語は104課の流れがあるため、独学でも順番を見失いにくいサイトです。
文法、会話、表現をばらばらに拾うのではなく、ひとまとまりの学習として進めたい人に向いています。

この組み方の利点は、土台と着手のしやすさを分けられる点にあります。
どんと来い、中国語だけだと「今日は気合いを入れて進める日」の教材になりやすく、Loecsenだけだと断片的な会話導入で止まりやすいからです。
両者を並べると、平日は短時間で接触を維持し、学習時間を取れる日に体系学習へ戻る流れが作れます。

英語圏サービスへの抵抗がある人でも、Loecsenはサイトの画面構成が直感的なので、初学者の導入用としては扱いやすい部類です。
英語での細かな説明を読む場面が少なく、音声と画面の対応が取りやすいためです。
反対にChinese Boostはサイトの英語解説が前提ですが、文法を参照する目的に限定すれば十分役に立ちます。
学習の主軸に置くというより、「この文型の違いだけ確認したい」という辞書寄りの使い方が合います。

辞書・検索ツールの使いどころ

語義や字形を調べる段階に入ったら、学習サイトとは別に辞書系サービスを補助で使うと整理しやすくなります。
代表例は『漢典』で、漢語字典、漢語詞典、康熙字典、説文解字などを含むオンライン辞典として構成されています。
会話や発音の練習を進めるサイトとは役割が異なり、分からない字を引く、似た字の違いを確認する、語の意味の広がりを見る、といった場面で効きます。

ここで分けて考えたいのは、「学ぶ場所」と「調べる場所」です。
どんと来い、中国語や中国語スクリプトは前に進むための教材で、『漢典』のような辞書系は立ち止まって確認するための道具です。
辞書を学習の主軸にすると、検索のたびに寄り道が増え、初心者は全体の進行を失いやすくなります。
逆に、教材だけで押し切ると、似た字や語義の違いを曖昧なまま覚えてしまいます。
このため、辞書系は「分からない点を局所的に解消する補助」にとどめるのが収まりのよい使い方です。

なお、こうした辞書系サービスは本記事の8選には含めていません。
比較の軸を学習サイトに置いているためで、価値が低いから外しているわけではありません。
実際には、基礎学習が少し進んだ段階ほど、『漢典』のような辞書があると字形や語義の確認が締まります。
Chinese Boostもこの文脈では近い役割を持ち、英語で文法を引く参照先としてなら有効です。

HSK対策サイトの役割分担

HSKを見据えるなら、HSK学習コンテンツ総合サイトとHSKネット試験 学習サポートを分けて使うと目的がはっきりします。
前者は情報整理と単語学習の導線づくり、後者は本番形式への慣れを作る役割です。
基礎学習サイトの延長でそのまま受験準備まで済ませようとすると、試験で問われる形式への対応が後回しになりやすく、逆に模試だけを先に回すと語彙と文法の土台が不足しやすくなります。

は、級別の学習に入りやすい構成が強みです。
どの級を目指すかが見えた段階で、語彙と範囲を整理する入口になります。
一方、HSKネット試験 学習サポートは、大綱巻や模試で試験画面に近い形に触れられるので、知識を得点に結びつける練習に向きます。
情報を集める場所と、時間配分や設問処理を体に入れる場所を分けるイメージです。

この2つは、日常会話の総合学習サイトの代替ではありません。
どんと来い、中国語や中国語スクリプトで基礎を作ったうえで、受験期にHSK学習コンテンツ総合サイトを足し、仕上げにHSKネット試験 学習サポートで形式に寄せると、役割が衝突しません。
資格対策を始めるタイミングで学習環境を総入れ替えするより、総合学習の上に試験用の層を重ねるほうが、初心者には流れを保ちやすい組み合わせです。

独学で挫折しにくい無料サイトの組み合わせ例

例1: 発音+基礎文法+復習

無料サイトを単体で回すと、発音だけ進んで文法が抜けたり、文法だけ読んで口が動かなかったりします。
そこで、役割を3つに分けて短くつなぐと、独学の流れが途切れにくくなります。
基礎固めの定番は、中国語スクリプトで発音を5〜10分確認し、そのあとどんと来い、中国語で1課を10分進め、締めにゴガクルでフレーズ問題を10問解く形です。

この並びが機能する理由は、同じ日に「音」「仕組み」「思い出す作業」がそろうからです。
は発音と基礎文法の土台を置く用途に向いており、四声やピンインの確認を短時間で入れやすい構成です。
その直後にどんと来い、中国語で1課だけ進めると、音として触れた内容が文の形に結びつきます。
さらにゴガクル(で問題形式にすると、見たつもりで終わらず、記憶を引っ張り出す時間が作れます)。

例2: 会話+音読+辞書

会話表現を増やしたい人は、聞く教材だけで終わらせず、口を動かす工程と調べる工程を後ろに置くと定着が変わります。
組み方としては、NHKゴガクで1トピックを10分聞き、Loecsen Chinese Courseのフレーズを10〜15分音読やシャドーイングに回し、意味や使い分けが曖昧な語を辞書系サービスで5分確認する流れがまとまっています。

不明語の確認には、『漢典』のような辞書系サービスを補助で使うのが収まりのよい形です。
辞書を最初から開きっぱなしにすると寄り道が増えますが、音読のあとに「この語だけ調べる」と範囲を絞ると、調査が学習の本線を邪魔しません。
とくに似た字や意味の広がりを確かめたいときは、学習サイトの説明だけでは抜ける部分を埋められます。

この組み合わせは20〜30分ほどで回せます。
生活の中に落とし込むなら、通勤ではNHKゴガクを聞き、自宅ではLoecsenや中国語スクリプトで口を動かし、昼休みには短い確認だけ入れる、というように、場所と行為を固定すると流れが安定します。
同じ教材でも「どこで何をするか」を先に決めておくと、その都度メニューを選ぶ負担が減ります。

例3: HSK初級対策

HSKの初級対策では、単語暗記だけ、模試だけ、文法だけのどれか一つに寄ると偏りが出ます。
短時間で組むなら、HSK学習コンテンツ総合サイトで単語を10〜20語確認し、そのあとHSKネット試験 学習サポートで大綱巻や模試の一部をタイマーつきで5〜15分解き、詰まった文法を中国語スクリプトで5分補う形が取り回しやすいのが利点です。

は、級別に語彙へ入る導線があるため、今日は単語に触れる日だと割り切りやすい構成です。
そこで語を入れた直後に、の問題形式に触れると、知識をテスト形式に変換する工程が入ります。
ここで正答率そのものよりも、設問文の読み方や時間感覚に慣れることが意味を持ちます。

解けなかった箇所をそのままにせず、中国語スクリプトへ戻って基礎文法を確認するのがこのメニューの要です。
HSK対策サイトだけを回していると、「なぜこの語順になるのか」が曖昧なまま問題演習だけ増えることがあります。
逆に、基礎文法だけ読んでいても試験では点につながりません。
単語、形式、基礎の3点を同じ日に少しずつ回すほうが、初級では前進の実感を作りやすくなります。

時間は15〜30分ほどで収まります。
昼休みにHSK単語を10問分だけ触れ、夜に短い模試パートと文法補強を入れる形にすると、学習の重さが一か所に偏りません。
受験勉強に入った途端に学習全体をHSK一色へ切り替えるより、日常学習の流れの上に試験対策を重ねるほうが、継続面では安定します。

録音と“固定メニュー化”で継続するコツ

組み合わせの完成度を上げるのは、教材の追加よりも、毎日の確認方法を一つ決めることです。
発音のセルフチェックなら、スマホで1日1回録音し、四声が平らになっていないか、上がる音と下がる音が混ざっていないかを聞き返すだけでも十分です。
可視化系の補助ツールを使う方法もありますが、中心に置くのは録音の反復で足ります。
自分の声を聞き返すと、読んでいる最中には気づきにくい癖が見えます。

続けるうえでは、週単位でメニューを固定する発想も効きます。
たとえば、月・水・金は中国語スクリプトとどんと来い、中国語、火・木はNHKゴガクとLoecsen、週末はHSK学習コンテンツ総合サイトとHSKネット試験 学習サポートというように、曜日ごとに使うサイトを決めておく形です。
毎回「今日はどれをやるか」と考えるところから始めると、短時間学習ほど止まりやすくなります。

ℹ️ Note

独学で止まりにくい組み方は、万能な1サイトを探すことではなく、聞く日、読む日、解く日を固定して迷う余地を減らすことです。1日15〜30分でも、同じ順番で回ると学習の入口が軽くなります。

固定メニュー化は、学習量を増やす工夫というより、意思決定の回数を減らす工夫です。
無料サイトは数が多いぶん、選択肢の多さそのものが負担になります。
だからこそ、通勤は聞く、自宅では口を動かす、昼休みはHSK単語だけ触る、といった形で場所と行為を先に結びつけておくと、独学の脱落ポイントを一段減らせます。

無料サイトだけでできる30日学習プラン

学習計画は、教材を増やすことよりも、30日間で何を固定するかを先に決めたほうが崩れません。
無料サイトだけで組むなら、朝は発音、夜は音読、週末は模試という3本柱にすると流れが整います。
平日は1日合計15〜30分で回し、朝に5〜10分だけ口と耳を起こし、夜に短い音読でその日の内容を定着させ、週末に理解の抜けを確かめる形です。
初心者が止まりやすいのは、声調が曖昧なまま先へ進むこと、ピンインをローマ字読みしてしまうこと、語順を感覚で並べてしまうことなので、この30日ではそこを毎週別の角度から補強します。

Week1: 発音

ここで毎日入れたいのが、声調の最小対立の音読です。
たとえば mǎi と mài のように、音節は近いのに声調で意味が変わる組み合わせを繰り返すと、「聞いたつもり」「読んだつもり」の状態を防げます。
初心者は第一声から第四声までを個別に覚えようとして混乱しがちですが、似た音を並べて差を口で作るほうが、記憶に残る形になります。

声調でつまずく場合は、録音して聞き返す工程を省かないことが効きます。
発声中は上がっているつもりでも、録音では平板に聞こえることがよくあります。
音の上下を見られる可視化ツールを併用すると、耳だけでは気づきにくい崩れも拾えます。
ピンインに関しては、日本語や英語のローマ字感覚で読まないことが鍵です。
文字を追うより、最初に口の形と舌の位置を意識したほうが修正が早く、あとで変な癖を直す手間が減ります。

Week2: 基本フレーズ

並行してゴガクルでは、日常度の高いフレーズを10件選び、まずテスト形式で触れてから復習へ戻す流れが有効です。
約4,800件のフレーズがあるので、最初から網羅しようとせず、挨拶、依頼、値段を聞く、場所を尋ねるといった生活頻度の高いものだけに絞ると、学習の焦点がぶれません。
読めるのに言えない表現は、見た瞬間に意味が浮かぶだけで止まっていることが多いので、短文でも音読を挟む価値があります。

この週で出やすい壁は、フレーズ単位では言えるのに、少し語を入れ替えると崩れることです。
その原因は語順の土台がまだ弱いからで、丸暗記の不足ではありません。
たとえば、時間、場所、動作の並びをカードにして手元で見返せるようにしておくと、「今日は」「学校で」「勉強する」のような順番が頭の中で散らばりません。
基本秩序を短く暗唱できる形にしておくと、Week3の文法へつながります。

Week3: 文法と単語

3週目は、会話の骨組みを作る週です。
中心に置くのはどんと来い、中国語の中国語講座で、SVOの語順、有、在など、最初に外せない基礎文法を順に確認します。
どんと来い、中国語は講座数が多く、体系で追いやすいので、「今日は語順」「今日は存在表現」とテーマを一つに絞ると流れが安定します。

単語は1日10〜20語のペースで十分です。
この段階で語彙だけを増やすと、並べ方が曖昧なまま単語帳だけ厚くなります。
逆に文法だけ読んでも、中国語は語の入れ替えで理解が深まる場面が多いので、短い語彙学習を必ず添えたほうが身になります。
名詞、動詞、場所語、時間語を混ぜながら覚えると、語順練習と結びつけやすくなります。

Week4: 音読×ミニテスト

4週目は、ここまでの内容を口から出せる形にまとめます。
使う素材はLoecsenやNHKゴガクのスクリプトで十分です。
やることは単純で、音読し、録音し、再聴する、この3工程を崩さないことです。
録音すると、読めているつもりの文でも声調が流れていたり、ピンインの母音が浅かったり、語順の切れ目が不自然だったりと、弱点が具体的に見えます。
読むだけで終わらせないことで、受け身の理解が発話の形に変わります。

HSKを視野に入れるなら、この週からHSKネット試験 学習サポートで大綱巻や模試を区切って解く形を加えると、試験形式への慣れも並行できます。
4〜6級は各1回分の無料範囲があるので、週末に短く区切って複数回触れる設計にすると、模試が重い作業になりません。
日常会話の復習と試験形式の確認を同じ週に置くことで、知識が「会話用」と「試験用」に分裂しにくくなります。

⚠️ Warning

30日プランを回すときは、朝に発音、夜に音読、週末にミニテストという配置にすると、平日の負荷が一か所へ偏りません。1日15〜30分でも、朝の5〜10分で声調とピンインを整え、夜の10〜15分でフレーズや短文を読み返し、週末に短い模試や復習を入れるだけで、学習の軸がぶれにくくなります。

この4週目では、できなかった問題を増やすことよりも、どこで止まるかを言語化できる状態へ持っていくことが欠かせません。
声調で崩れるのか、ピンインの読み方で迷うのか、語順の並べ替えで止まるのかが見えれば、次の30日で補強する場所がはっきりします。
無料サイトだけでも、発音、定型表現、文法、音読、模試を順番に積めば、独学の入口としては十分に筋の通った形になります。

無料中国語学習サイトの限界と、有料サービスを検討すべきタイミング

無料でできること/できないこと

無料サイトの強みは、学習の入口に必要な範囲をほぼ費用ゼロでそろえられる点にあります。
発音入門ならLoecsen Chinese CourseやNHKゴガクの音声付き素材で耳と口を慣らせますし、の発音講座や文法解説、総合的な流れづくりはどんと来い、中国語で補えます。
フレーズ暗記はゴガクル、試験形式への慣れはHSKネット試験 学習サポートのような無料範囲で十分に始められます。
独学の初期段階で必要になる「発音の輪郭を知る」「基本語順をつかむ」「短い定型表現を口に出す」「模試形式に触れる」までは、無料だけでも筋道を立てられます。

一方で、無料サイトだけでは埋まりにくい穴もあります。
代表的なのが、会話の即時フィードバック、個別の発音矯正、学習管理の3つです。
たとえばNHKゴガクやゴガクルは聞く・まねるには向いていても、自分の中国語が相手に通じる発音になっているか、その場で訂正してくれるわけではありません。
中国語スクリプトやChinese Grammar Wikiのような解説系サイトは理解を支えてくれますが、「今の語順のどこが不自然か」「この声調が日本語なまりに寄っているか」といった個別診断までは担いません。
独学で進めるほど、知識の不足よりも、誤りに気づけない状態がボトルネックになります。

有料サービスを足すべき合図

有料サービスの出番は、無料で学べなくなるときではなく、無料だけでは伸びが鈍るときです。
特に分かれ目になりやすいのが、HSK4級以上を目指す段階、会話力を上げたい段階、独学の管理が崩れ始めた段階です。
HSKの初歩では無料模試や単語学習でも進められますが、級が上がるにつれて語彙、長文、聞き取りの負荷が増え、単発の無料素材だけでは弱点補強が散発的になりがちです。
試験対策でも会話練習でも、ある時点からは「何を学ぶか」より「何を優先して削るか」が成果を左右します。

会話力の強化では、その傾向がさらにはっきりします。
無料サイトで頻出フレーズを覚えても、実際の発話では、返答の速さ、言い直し方、話をつなぐ表現、相手の返しへの反応が問われます。
この部分は、一方向の教材だけでは鍛え切れません。
講師とのオンラインレッスンや会話添削を入れると、自分では自然だと思っていた文が不自然だったり、発音より語順のほうが通じにくさの原因だったりと、修正点の優先順位が見えます。
無料で集めた知識を、実際に使える形へ変換する工程だと考えると位置づけが明確です。

学習管理の面でも、切り替えのタイミングはあります。
無料サイトは選択肢が多く、組み合わせの自由度が高い反面、今日は発音、明日は単語、その次は動画視聴と広がりすぎると、積み上がっている感覚を持ちにくくなります。
とくに複数サイトを並行利用していて、復習の順番や学習記録が曖昧になったときは、教材や講師の力を借りて一度学習導線を整理したほうが伸びます。
無料は土台づくり、有料は弱点の個別最適化という役割分担で考えると、費用対効果の判断もぶれにくくなります。

💡 Tip

無料サイトを続けていても、録音の自己チェックで判定が止まり、会話で詰まり、復習計画まで崩れてきたら、追加すべきなのは教材の量ではなく、添削と管理の仕組みです。

最新仕様のチェック方法

無料学習サイトは、内容そのものよりも「どこまで無料で使えるか」が変わりやすい分野です。
たとえばNHKゴガクは直近放送の無料視聴範囲が学習計画に直結しますし、『FluentU』は14日間無料トライアル、は7日間無料トライアルという形で、無料の意味が恒常利用ではなく試用期間になっています。
も無料で触れられる範囲はありますが、学習の中心に据える部分は有料プラン側に置かれています。
無料サービスとして紹介されることが多いサイトでも、無料でできる範囲と、継続利用に必要な条件は同じではありません。

このため、仕様を見るときは「無料公開の教材量」「音声の有無」「模試や復習機能の無料範囲」「更新が続いているか」を分けて把握する視点が欠かせません。
文法参照ならChinese Grammar Wikiのようにウェブ上のWiki部分が無料で使えるものもありますが、音声や関連教材は別売りという構成です。
辞書系の『漢典』のような総合辞典は調べ物には強くても、発音矯正や進捗管理までは担いません。
無料という一語でまとめず、何が無料で、何が別機能なのかを見ると、期待値のずれを抑えられます。

更新状況の見方にもコツがあります。
トップページだけでなく、料金ページ、学習サポートページ、各教材の案内ページを見比べると、無料範囲の実態が把握しやすくなります。
のように試験目的が明確なサイトは、試験制度に沿って中身が整理されているかが判断材料になりますし、動画学習サービスはトライアル期間や機能説明のページに仕様が集約されることが多いです。
無料を起点に学ぶ場合ほど、教材の中身だけでなく、無料範囲の設計そのものを見る視点が必要になります。

まとめと次の一歩

中国語学習サイト選びで初心者が外しにくい軸は、音声に触れられること、段階的に積み上げられること、自分の目的に合っていることの3点です。
出発点は広げすぎず、中国語スクリプトのような発音用を1つ、どんと来い、中国語のような総合学習用を1つの2本立てで十分です。
迷うならこの基礎導線を先に確保し、耳の補強にはNHKゴガクやゴガクルを重ねると、覚えた内容が散りません。

今日から動くなら、まず2サイトをブックマークしてホーム画面に直ショートカットを置き、夜9時にポモドーロで15分だけ回す形にすると着手が止まりにくくなります。
次に、最初の1週間はピンインと声調の音読模倣に絞り、2週目からフレーズと文法、3週目以降にHSK系や辞書系を足してください。
順番を守るだけで、「何をやるか」を毎回考える時間が減り、独学の失速を防げます。

  • chinese-guide-beginner-start.md (中国語学習の始め方)
  • chinese-guide-hsk-study-plan.md (HSKの学習計画)

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中国語なび編集部

中国語学習の最新情報・教材比較・学習法を客観的にお届けする編集チームです。

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