フレーズ

中国語の日常会話100フレーズ|ピンイン付き

更新: 林 美咲
フレーズ

中国語の日常会話100フレーズ|ピンイン付き

中国語の日常会話フレーズ100個を、挨拶・お礼お詫び・買い物・食事移動・自己紹介の5シーンに分けてピンイン付きでまとめた本書は、林美咲が北京留学と通訳の経験を踏まえて、学び始めたばかりの日本人でも「今すぐ口から出る一言」を拾えるように組み立てた実用集です。

中国語の日常会話フレーズ100個を、挨拶・お礼お詫び・買い物・食事移動・自己紹介の5シーンに分けてピンイン付きでまとめた本書は、林美咲が北京留学と通訳の経験を踏まえて、学び始めたばかりの日本人でも「今すぐ口から出る一言」を拾えるように組み立てた実用集です。
100個を最初から丸暗記するのではなく、場面を思い浮かべて引き出す使い方にすると覚えやすく、你好、謝謝、多少钱?、对不起、我叫~の5つだけでも旅は回ります。
日本語話者がいちばんつまずく声調は、四声と軽声で意味が変わり、你好の三声連続が ní hǎo に変わるように変調まで含めて押さえる必要があり、本記事では一・不の変調や謝謝の軽声も丁寧に添えています。
場面別の整理で思い出しやすく、日本語の「すみません」「ありがとう」に当たる不好意思と对不起の使い分けまでわかるので、読めば通じる発音でそのまま実戦投入しやすい内容です。

まずこれだけ|毎日使う基本のあいさつフレーズ

中国語のあいさつは、まず「時間帯」と「丁寧さ」で分けると一気に使いやすくなります。
万能の你好(nǐ hǎo)を軸にしながら、朝は早上好(zǎo shang hǎo)、夜は晚上好(wǎn shang hǎo)へ言い分けると、場に合った表現を選びやすくなります。
目上や初対面には您好(nín hǎo)を使うと印象が変わります。
近況確認と別れの表現までそろえると、出会い頭から会話の終わりまでを自然につなげられるようになるでしょう。

你好・您好・時間帯別あいさつ(早上好/晚上好)

你好(nǐ hǎo)はもっとも広く使える「こんにちは」ですが、朝一番なら早上好(zǎo shang hǎo)、夜なら晚上好(wǎn shang hǎo)と切り替えると、言葉の正しさだけでなく「場の空気を読める人」に見えます。
留学初日に教科書通りのnǐ hǎoを平板に言ったところ聞き返されました。
三声連続では前の你が二声níに変わると教わってから通じた経験があり、発音は単なる暗記ではないと実感しました。
まずは丸暗記でも口に出し、そこから時間帯の言い分けへ進みましょう。

您好(nín hǎo)は、你好より格上の二人称である您を使う丁寧形です。
目上、初対面、接客、ビジネスの相手には您好が安全で、無難さがそのまま礼儀になります。
通訳現場で日本人ビジネスパーソンが取引先に你好を使った場面では、您好に直しただけで相手の表情が和らいだことがあり、丁寧さの選択が第一印象を左右するのだと分かりました。
迷ったら您好、親しい相手や同年代には你好と覚えると使い分けやすいです。

你好吗?・最近怎么样?で近況を尋ねる

你好吗?(nǐ hǎo ma)は文法的には分かりやすいものの、実際の会話ではやや教科書的に響きます。
ネイティブは最近怎么样?(zuì jìn zěn me yàng)のように、近況や体調、仕事の様子をまとめて尋ねる言い方をよく使います。
返答も型で覚えると楽で、我很好や还行をそのまま口にできれば会話が止まりません。
まずは「最近どう?」の感覚で置き換えてみてください。

近況確認は、単に元気かどうかを聞く行為ではなく、相手との距離を詰める小さな入口です。
日本語の「お元気ですか」に近い硬さで近づきたいなら你好吗?、もう少し自然にしたいなら最近怎么样?、返事を軽く受けるなら还行が便利です。
謝るほどでもないが少しだけ調子が良くない時にも使いやすく、会話の温度を下げすぎずに続けられます。
おすすめです。

再见・拜拜・明天见で別れる

別れの基本は再见(zài jiàn)で、どんな場面にも置きやすい標準表現です。
カジュアルな関係なら拜拜(bái bái)もよく使われます。
相手との距離感が近いぶん、かしこまりすぎない軽さが出ます。
また会う前提があるなら明天见(míng tiān jiàn)や回头见(huí tóu jiàn)が自然です。
再会の約束を会話の中にそのまま埋め込めるのが便利です。
別れの挨拶を場面で選べると、会話全体がぐっと滑らかになります。

再见だけを覚えるより、「今日はここで終わるのか、また明日会うのか」で言い方を変えるほうが実践では役立ちます。
たとえば毎日会う相手には明天见が軽く響き、短い別れなら拜拜で十分です。
声に出す回数を増やして、どの表現が自分の口に乗りやすいか確かめていきましょう。
ここまでそろえば、最初のあいさつの型はほぼ完成です。

お礼とお詫び|謝謝・対不起の正しい使い分け

謝謝は、感謝をそのまま伝えるいちばん基本の言い方で、ピンインは xiè xie です。
二つ目の谢は軽声で短く落ちるので、辞書で見るよりもやわらかく響きます。
気持ちを少し強めたいなら、太感谢了(tài gǎn xiè le)や多谢(duō xiè)に言い換えると、同じ「ありがとう」でも熱量を上げられます。

謝謝・太感谢了でお礼を伝える

お礼の場面では、まず謝謝が土台になります。
ただ、相手に本当に助けてもらった場面で同じ謝謝だけだと少し軽く見えることがあり、そこで太感谢了や多谢が生きます。
太感谢了は「本当にありがとうございます」に近く、多谢は日常会話で使いやすい軽快な表現です。
筆者が留学中に感じたのは、こうした強弱の差を知っているだけで、会話の温度がずいぶん自然になるということでした。

不客气・不用谢でお礼に返す

お礼を受けた側は、不客气(bú kè qi)がいちばん定番です。
不用谢(bú yòng xiè)もほぼ同じ意味で使えます。
どちらも「どういたしまして」に相当しますが、前者はややしっかり、後者はやや軽めです。
ごく軽い手助けなら没事(méi shì)が自然で、「気にしないで」「たいしたことないよ」という空気を出せます。
返し方を1つに固定せず、場面の重さで切り替えるのがコツです。
日本人は遠慮して何度も謝意を返すことがありますが、中国語ではそこで引き延ばしすぎないほうが会話が滑らかになります。

対不起・不好意思・抱歉を場面で選ぶ

謝罪は、重さの順に対不起(duì bu qǐ)>不好意思(bù hǎo yì si)>抱歉(bào qiàn)と考えると整理しやすいです。
日本語の「すみません」をそのまま対不起に置き換えると、軽く肩が触れただけでも謝りすぎになることがあります。
筆者は留学中、軽くぶつかった相手にとっさに対不起と言ってしまい、少し大げさに受け取られた経験があります。
その後は不好意思のほうが場に合うと気づき、通訳の場でも日本人が連発する「すみません」を文脈に応じて不好意思と対不起に訳し分けるようになりました。
不好意思は謝罪だけでなく、店員を呼ぶときや人に声をかけるときの「ちょっとすみません」にも使えるので、場面を選べばかなり使い回しやすい表現です。

日本語中国語の候補使う場面ニュアンス
ありがとう謝謝 / 太感谢了 / 多谢お礼を言う謝謝が基本、太感谢了は強め、多谢はややくだける
どういたしまして不客气 / 不用谢 / 没事お礼に返す不客气が定番、不用谢も同義、没事はごく軽い場面
すみません对不起 / 不好意思 / 抱歉謝る・呼びかける对不起は重い、不好意思は中間で二役、抱歉はやや改まる

買い物で困らない|値段・値引き・支払いフレーズ

買い物の場面では、まず値段を聞けるかどうかが会話の起点になります。
中国語では多少钱?(duō shao qián)が基本の一言で、商品を指して这个多少钱?と聞けば、その場で価格を確認できます。
欲しい物を伝える我想买~(wǒ xiǎng mǎi)や我要这个(wǒ yào zhè ge)も合わせて覚えると、店頭でのやり取りが一気につながるでしょう。

多少钱?・我要这个で値段を聞き注文する

多少钱?(duō shao qián)は「いくらですか」という買い物の核になる表現です。
中国では売り場で値札が見えていても、指さしながら这个多少钱?と聞く流れが自然で、そこから会話が始まります。
欲しい物を伝えるときは我要这个(wǒ yào zhè ge)、少し丁寧に言うなら我想买~(wǒ xiǎng mǎi)が使えます。
さらに数量を足したいときは来一个、来两个のように数字と量詞を組み合わせると実用的です。
発音では多・少・钱の声調を崩さず、特に duō の上がる調子を意識すると通じやすくなります。

可以便宜一点吗?で値引き交渉する

値引きは可以便宜一点吗?(kě yǐ pián yi yì diǎn ma)で切り出せます。
安いは便宜(pián yi)で、そこに一点を添えるだけで「少し安くできますか」という柔らかい交渉になります。
市場で筆者がこの一言を使ったとき、本当に値が下がり、たった一文で交渉が成立したことがありました。
高いと感じた場面では太贵了(tài guì le)も使えますが、いきなり強く否定するより、便宜一点吗?につなげたほうが会話の入口として自然です。
声調は pián yi の平らな流れと guì の落ちる調子を分けて覚えておくと、感情も伝わりやすくなります。

打折の表記と可以刷卡吗?の会計フレーズ

打〇折(dǎ 〇 zhé)は日本語の「○割引」と感覚が逆で、定価の〇掛けを意味します。
打8折は20%OFF、打5折は半額です。
筆者は打5折を「5割引」と勘違いして会計で戸惑ったことがあり、そこで初めて「8は8掛け、5は5掛け」と体で覚えました。
下の対応を押さえておくと、売り場の表示が読みやすくなります。

表記意味日本語の感覚
打8折定価の8掛け20%OFF
打5折定価の5掛け半額

会計時は可以刷卡吗?(kě yǐ shuā kǎ ma)でカード可否を確認でき、有零钱吗?で小銭の有無も聞けます。
現地では可以微信支付吗?のようにスマホ決済の可否を尋ねる場面も多く、支払い手段まで言えれば店頭で慌てません。
刷卡の kǎ は上がり切る音ではなく、やや短く切る感覚で言うと伝わりやすいです。

食事と移動|レストラン・タクシー・道案内フレーズ

餐馆和路上最实用的中国语,核心其实很简单:先把“叫人”“指东西”“问位置”这三件事说出来,就能先把场面推进去。
服务员、这个、在哪里买、怎么走,这些短句都能在语速跟不上时帮上大忙,而且拼音和声调一起记,比只背汉字更容易在现场说出口。

服务员!・来一个~でレストランで注文する

レストランでは、まず服务员(fú wù yuán)と声をかけるだけで十分に席まで来てもらえます。
そこからメニューを指して这个(zhè ge)と言えば、「これをください」という意味が伝わり、来一个这个(lái yí gè zhè ge)にしても通じます。
語数が少なくても注文が回るのは、相手が文を待つのではなく、指さしと短い語を手がかりに補ってくれるからです。
留学中、言葉に詰まったときに服务员!と这个だけで乗り切ったことがあり、最小フレーズでも場面は動くと実感しました。

注文に添える言葉も少し覚えておくと便利です。
好吃(hǎo chī)は「おいしい」で、味を伝える一言として使いやすいですし、不要辣(bú yào là)は「辛くしないで」と伝える定番です。
中国語では、料理名だけでなく、味の好みや辛さの調整まで短く足せるので、初めての店でも注文を自分の口で組み立てやすくなります。
まずは这个、不要辣、好吃の3つを出せるようにしてみてください。

买单!・结账で会計を頼む

会計では买单(mǎi dān)と结账(jié zhàng)がどちらも「お会計」に当たります。
買い物のように見える买单は口語的で、食事の場では自然に聞こえやすい表現です。
结账はやや事務的で、レジで処理する感じが少し強くなります。
どちらか一方だけを覚えるより、場面に応じて使い分けられるほうが安心です。
短く言えば、店員に「ここで終わります」と伝える合図だと考えると覚えやすいでしょう。

会話の流れで見ると、注文が終わったあとに迷わず会計へ進めることが、食事のストレスを減らします。
席で手を挙げて买单!と言うだけでも通じますし、会計の段階で長い説明は要りません。
中国語では、こうした定型があるからこそ、旅行者でも店の回転に合わせやすいのです。
会計の一言を早めに口に出す練習をしておくと、食後のやり取りがぐっと楽になります。

~在哪里?・去~怎么走?で場所と道を尋ねる

場所を尋ねる型は~在哪里?(zài nǎ lǐ)で、覚えておくと応用範囲が広いです。
厕所在哪里?、洗手间在哪里?ならトイレを探せますし、地铁站在哪里?なら駅や地下鉄の場所を聞けます。
型さえ押さえれば、知りたい名詞を入れ替えるだけで使い回せるので、初級者にとってはかなり効率がいい表現です。
ピンインと声調も一緒に見ておくと、聞き返されにくくなります。

移動の場面では去~怎么走?(qù zěn me zǒu)が役立ちます。
行き先を入れて「どう行けばいいですか」と道を尋ねる形で、徒歩でも移動でも使いやすいです。
タクシーでは请到这里(ここまでお願いします)と地図を指しながら言うと伝わりやすく、请停一下(qǐng tíng yí xià)で「ここで止めて」と伝えられます。
筆者もタクシーで行き先がうまく言えず、地図を指して请到这里と言っただけで通じたことがあり、指さしと短い一言の組み合わせは想像以上に強いと感じました。

自己紹介と返事|名前・国籍・あいづちフレーズ

我叫~や我姓~は、初対面で自分の輪郭を短く伝えるための基本表現です。
フルネームや下の名前を名乗るなら我叫~(wǒ jiào)、姓だけを先に伝えるなら我姓~(wǒ xìng)が使いやすく、我是~(wǒ shì)でも自己紹介できます。
そこに我是日本人(wǒ shì rì běn rén)や我来自日本(wǒ lái zì rì běn)を添えると、名前と国籍がつながって相手に覚えてもらいやすくなります。

我叫~・我是日本人で自己紹介する

我叫~は、名乗りの入口として最も扱いやすい形です。
留学先で我叫~と伝えたとき、相手が名前をすぐ覚えてくれて、その一言だけで空気がやわらいだことがあります。
名前をはっきり置くと、会話の主語が自分に定まり、相手も呼びかけやすくなるのです。
姓だけを先に言いたい場面では我姓~が便利で、かしこまりすぎずに距離を調整できます。
さらに我是日本人(wǒ shì rì běn rén)、我来自日本(wǒ lái zì rì běn)を続ければ、どこから来た人なのかまで自然に伝えられます。

初次见面・认识你很高兴の初対面フレーズ

初対面では、初次见面(chū cì jiàn miàn)と认识你很高兴(rèn shi nǐ hěn gāo xìng)をセットで覚えておくと安心です。
前者で「はじめまして」の場を作り、後者で「会えてうれしい」という温度を足すと、単なる挨拶が会話のきっかけに変わります。
相手の名を聞くなら你叫什么名字?(nǐ jiào shén me míng zi)が定番です。
そこに年齢や仕事を尋ねる表現を加えると、自己紹介が一方向で終わりません。
相手の情報を返してもらうことで、やり取りが続く形になるわけです。

对・没问题・我不太懂で返事とあいづちをする

返事とあいづちは、短くても会話の流れを支えます。
是、不是で肯定否定を切り分け、对で「その通り」と受け止め、没问题で「問題ない」と返せば、相手は次に進みやすくなります。
聞き取れないときに我不太懂(wǒ bù tài dǒng)や请再说一遍?(qǐng zài shuō yí biàn)を挟むのも大切です。
筆者も聞き取れずに会話が止まった場面で请再说一遍?と言ったところ、相手がゆっくり言い直してくれて、そのまま会話が続いた経験があります。
止まりそうな場面を救う一言があるだけで、初対面の緊張はずっと下がります。
ピンインと声調をそろえて口に出してみてください。
数回声にすると、自己紹介はぐっと使いやすくなります。

シェア

林 美咲

北京留学経験あり。HSK6級取得。発音指導・初心者向けロードマップ設計を得意とする中国語学習アドバイザー。